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さときびです
平成17(2005)年より始まった「クールビズ」
毎年4月くらいになると「クールビズ」はいつからだったかとざわつき始めます。
社会人にとっては夏の風物詩といっても過言ではないイベントのひとつです。
逆に真夏の日にジャケットを羽織る必要がないという点では助かっていたひとも多いです。
2022年のクールビズに関して調べてみました。
クールビズ COOL BIZ
環境省が地球温暖化の防止のため、夏のオフィスの冷暖房設定温度を28度程度にすることを広く呼びかけをした施策。その一環として28℃の冷房でも涼しく効率的に働くことができるような「夏の軽装」を「クールビズ-COOLBIZ-0」と命名し、推進が始まった。
環境省から2022年も引き続き「クールビズ」を推進していくようとのお達しが周知されました。
2050年のカーボンニュートラルの実現に向けた一人一人のライフスタイルの脱炭素型への転換の取り組みとしてお願いするものでありますとのこと。
5月~9月に設定してある理由として東京では、例年5月~9月が各月の夏日を占める割合が半数となっており5月~9月を実施期間としていました。(図1参照)
しかし、2020年から始まった新型コロナウイルス感染症に伴うワークスタイルや仕事環境の変化に伴い2021年から少し内容が変わってきました。
カーボンニュートラル -脱炭素-
2020年10月に日本政府が2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言。
「排出を全体としてゼロ」とは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、森林、森林管理による「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることになります。
図1)過去5年間の夏日(日最高気温25度以上)平均日数
5月 | 9月 | 10月 | |
札幌 | 3.6日 | 8.0日 | 0.4日 |
仙台 | 7.8日 | 17.4日 | 2.6日 |
東京 | 16.8日 | 21.8日 | 7.6日 |
大阪 | 17.2日 | 27.0日 | 10.8日 |
福岡 | 17.2日 | 27.8日 | 10.0日 |
那覇 | 28.2日 | 30.0日 | 29日 |
令和3年(2021年)からは新型コロナウイルス感染症が発生し時差出勤、テレワークなど働き方の多様化、季候変動の影響により季節外れの暑い日が続いています。
一概に5月~9月までと期間を指定することで達成できるものではなくなってきました。
さらに2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて一人一人のライフスタイルを脱炭素型へと転換の必要性がでてきました。
なので日本政府としては全国一律での実施期間を設けることはしません。ということに変化しました。
環境省としては5月~9月末までに集中的に呼びかけを行っていきます と表現が変化しています。
クールビズの定義も2022年に関しては
クールビズは、適切な温度での空調使用と各自の判断による快適で働きやすい軽装に取り組んでいただくことで、多様で柔軟な働き方にも資する省エネ・省CO2を図るものです。
と文言がだいぶ変化しました。
クールビズのいままでの変遷をステップ形式でまとめました。
当時の総理大臣小泉純一郎首相、小池百合子環境相が主導のもと、地球温暖化対策の一環として開始
2005年に先進国の温暖化ガス排出量の削減などを定めた「京都議定書」の発効もあり環境問題に注目
京都議定書
2007年に京都で開催された地球温暖化防止京都会議(COP3)にて二酸化炭素を含む6種類の温室効果ガスについて先進国の排出削減について法的拘束力のある数値目標などを定めた文書
当時の総理大臣安倍晋三首相が「COOL CHOICE」を旗印に政府挙げての国民運動を展開することを明言。
2015年にすべての国が参加する形で2020年移行の温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」が採択。
「京都議定書」の後継モデルになります。
世界共通の目標として、世界の平均気温上昇を2度未満にする(さらに、1.5度に抑える努力)こと、21世紀後半に温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることが打ち出されました。
2020年10月に2050年カーボンニュートラル宣言を行い、2021年4月には、2030年度に2013年度比で46%削減を目指すこと、さらに50%の高みに向けて挑戦することを明言
COOL CHOICE
CO2などの温室効果ガスの排出削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品の買い換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など、日々の生活の中で、あらゆる「賢い選択」をしていこうという取組です
2022年のクールビズに関して書かせていただきました。
飲食店などどうしても現場にいないといけない仕事以外のひとはこの数年で働き方が激変したひとも多いと思います。
オフィスカジュアルの会社も増えてきており通年で脱ジャケットの会社もあります。
ときには背広に袖を通すことも必要にはなってきますが一種の社会貢献につながっています。
クールビズ一つとってもいろいろな側面からみると知らないことが多いと感じます。
ひとつひとつ掘り下げていきますのでよろしくお願いします。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
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